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コロナ禍での幸福感

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2021年も終わろうとしている。

早くて長いこの2年間。

コロナウィルス蔓延に始まり、ヘイトクライム、人権問題への抗議デモ、暴動、地震、山火事、大統領選と政治デモと続いた2020年。開けて2021年のアメリカは犯罪率の増加、物価高騰、労働者不足、物流停滞、供給不足など、さらに想像もしなかった形で社会と経済に翻弄されている。

現在外国人は日本へ入国ができないので、アメリカに帰化した日本人も、日本の近親家族が危篤という場合に限り特別に入国許可をもらえるが、それ以外の理由で帰ることはまず不可能な状態だ。

私も含め日本国籍のままアメリカに暮らす人たちは、14日間の自己隔離期間を持てば帰れるが、たとえ隔離期間を経た後でも、アメリカ帰りは田舎では大っぴらに出歩くことも憚られるというので、実家に帰って親兄弟に会う機会すら失われたままになっている人も多い。

と、大きな視点で見ると現在にも未来にも不安が募るのだが、日々の個人的な状況に目線を変えると、毎日感謝が絶えない。

周囲の方々と気遣い合い、協力し合いながら、こうして細々と仕事を続けて年を越せること。家族や友人がいてくれること。健康でいられること。住む場所があること。美味しくご飯を食べられること。本当にありがたいことだと思う。

普段は当たり前に思っているこのようなこと全てに対して、パンデミックを機に感謝することができるようになった。感謝があれば幸せを感じられる。幸せを感じられれば人生に満足できる。自分だけでなく、周囲の人にありがとうと言ってもらえる日々を重ねていければ、幸せの倍返しになる。

社報の来年の抱負には、「今を生きる」と書いた。これは過去や先を一切見なくてもいいということではなく、必要以上に後悔したり心配したり躍起になったりする必要はなく、自分のため、人のためを思って毎日を楽しく過ごしていければ、人生は自然と幸せに満ち溢れるという意味を込めた。

皆さまも毎日ささやかな幸せと感謝を積み重ねて、2022年を楽しくお過ごしください。

近い再会を願いつつ、皆様が健康で良いお年をお迎えになることを心よりお祈りしております。

石橋朋子
COO
The Far Eastern Entertainment America, Inc.

 

 

 


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